2014年04月06日
月刊 学校教育相談4月号
1年間連載の機会をいただいています。
月刊 学校教育相談 4月号「みんないるから楽しいゲーム」が、出ます。
下記のテーマで書かせていただいています。
よろしくお願いします。
出逢いは、レクリエーションゲームで
良い授業展開ができるためには、学級集団の状態が良いことが大事です。良い授業をするための前提が、学級集団づくりです。その学級集団づくりの基礎となる教師と子どもとの人間関係づくり、子どもと子どもとの人間関係づくりに活かせるのが、レクリエーションだと思います。
私は、レクリエーションは「車のハンドルの遊び」のように、とても大事だと思っています。教科のようにきちんと見えるカリキュラムは、誰もが大事とわかります。しかし、見えないけれども学級の人間関係をつなぐ「のりしろ」のような部分が「車のハンドルの遊び」の部分にあたるレクリエーションです。この「のりしろ」は、見えていないから見落としてしまいがちですが、実は学級づくりに大事な役割をしていることは教師自身が一番感じていることと思います。
これまで、のりしろのことなど、あまりにも当たり前のことなので、話題にも上らなかったのだと思います。しかし、あまりにも関係づくりがぎこちない子ども達を目の前にすると、もういちど「のりしろ」の部分を話題にし、より意図的に人間関係づくりをする必要があると思っています。
さて4月。はじめの印象は、とても大事です。教師が積極的に、良い出会いを演出するようにしたいものです。学年当初の子どもとの出会い方で、学級がどの方向へのレールが引かれるかが、決まってきます。途中でレールを敷き直して向きを変えるのは大変なエネルギーが入ります。だとしたら、初めにより良い方向を示すレールを敷く最大限の努力をすることが大事です。もちろん教師一人で引くのではありませんし、教師一人では空回りになり何もできません。子どものエネルギーを借りることが大事です。その子ども達のエネルギーを流す方向を示したり、流す方向を体で感じ分かり合うのが、「のりしろ」のレクリエーションと思います。
※レクリエーションの定義が、たくさんあるようです。私は、「楽しいことは、レクリエーション」と考えています。
○自分たちで順に座れるかな。
新しい自分達の教室に子ども達と一緒に来ます。教室の後ろにそろった子ども達全員に向かって、「最初の一週間は『あいうえお順』に座ります。去年の○年生は、○分で座れたけど、みんなは○分より早く座れるかなあ」等、早く座ろうという心を刺激し、自分たちの力で座らせます。
必ず、時間内で座るような設定をし、自分たちの力で席を見つけ座れたことに拍手し達成感を味わうことを大事にします。
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月刊 学校教育相談 4月号「みんないるから楽しいゲーム」が、出ます。
下記のテーマで書かせていただいています。
よろしくお願いします。
出逢いは、レクリエーションゲームで
良い授業展開ができるためには、学級集団の状態が良いことが大事です。良い授業をするための前提が、学級集団づくりです。その学級集団づくりの基礎となる教師と子どもとの人間関係づくり、子どもと子どもとの人間関係づくりに活かせるのが、レクリエーションだと思います。
私は、レクリエーションは「車のハンドルの遊び」のように、とても大事だと思っています。教科のようにきちんと見えるカリキュラムは、誰もが大事とわかります。しかし、見えないけれども学級の人間関係をつなぐ「のりしろ」のような部分が「車のハンドルの遊び」の部分にあたるレクリエーションです。この「のりしろ」は、見えていないから見落としてしまいがちですが、実は学級づくりに大事な役割をしていることは教師自身が一番感じていることと思います。
これまで、のりしろのことなど、あまりにも当たり前のことなので、話題にも上らなかったのだと思います。しかし、あまりにも関係づくりがぎこちない子ども達を目の前にすると、もういちど「のりしろ」の部分を話題にし、より意図的に人間関係づくりをする必要があると思っています。
さて4月。はじめの印象は、とても大事です。教師が積極的に、良い出会いを演出するようにしたいものです。学年当初の子どもとの出会い方で、学級がどの方向へのレールが引かれるかが、決まってきます。途中でレールを敷き直して向きを変えるのは大変なエネルギーが入ります。だとしたら、初めにより良い方向を示すレールを敷く最大限の努力をすることが大事です。もちろん教師一人で引くのではありませんし、教師一人では空回りになり何もできません。子どものエネルギーを借りることが大事です。その子ども達のエネルギーを流す方向を示したり、流す方向を体で感じ分かり合うのが、「のりしろ」のレクリエーションと思います。
※レクリエーションの定義が、たくさんあるようです。私は、「楽しいことは、レクリエーション」と考えています。
○自分たちで順に座れるかな。
新しい自分達の教室に子ども達と一緒に来ます。教室の後ろにそろった子ども達全員に向かって、「最初の一週間は『あいうえお順』に座ります。去年の○年生は、○分で座れたけど、みんなは○分より早く座れるかなあ」等、早く座ろうという心を刺激し、自分たちの力で座らせます。
必ず、時間内で座るような設定をし、自分たちの力で席を見つけ座れたことに拍手し達成感を味わうことを大事にします。
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