2006年11月22日
家庭から「一言カード」とどく
日曜参観の一言をいただきました。ありがとうございます。
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いつも思うのですが、このクラスの子どもたちは、よくがんばっていると思います。勉強する態度もいいですが、前に先生が「学級通信」に書いていましたが、下駄箱のくつを見ると、やっぱりきれいにそろえて置いてありました。
学校に来て、一番先にする「靴をバレーシューズにはきかえてきれいに下駄箱に入れる」・・・ここから学校生活が始まるから、何をさせてもがんばってやる気いっぱいで元気にできるのですね。感心しました。
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そうですか。
こんなところまで、見てくださっているのですねえ。あまり気にしていなかったのですが、
あたりまえのようにそろっていることが、有り難いことです。
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いつも思うのですが、このクラスの子どもたちは、よくがんばっていると思います。勉強する態度もいいですが、前に先生が「学級通信」に書いていましたが、下駄箱のくつを見ると、やっぱりきれいにそろえて置いてありました。
学校に来て、一番先にする「靴をバレーシューズにはきかえてきれいに下駄箱に入れる」・・・ここから学校生活が始まるから、何をさせてもがんばってやる気いっぱいで元気にできるのですね。感心しました。
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そうですか。
こんなところまで、見てくださっているのですねえ。あまり気にしていなかったのですが、
あたりまえのようにそろっていることが、有り難いことです。
2006年11月22日
教室環境づくり
■知り合いの方から、「落ち着くようにしたい」という話があり、少しでもその方のお役に立てればと思い、今思いついた自分勝手なことばかり、だらだらと書きます。
■子ども達が落ち着かないと、教室環境まで乱れてきます。
教室環境がきちんとしなければ、子どもも落ち着かないと思います。
1.そうじ
①帰り際に、日直と、教師で教室をはき、ゴミをなくします。
このことは、私が1年生を担任したときからそうしています。1年を担任したときに、となりの先生が、されていたことです。1年生が、朝の15分間でそうじをしても、教室はきれいになりません。帰りに教室がきれいになっているので、ぞうきんを教師が絞り、全員でふく練習をしたり、しぼって片づける練習をしたり、心の余裕をもって「そうじのやりかたの指導」ができるのだと、そのときわかりました。
②洗濯ばさみでぞうきんをとめる。
すべてのぞうきんには、洗濯ばさみで止めます。とめたときにぞうきんのはしがそろうように、まんなかで止めるようにします。「ぞうきんの足の長さがそろう」と、子どもに伝えています。それでも、ぞうきんが乱れるときは、洗濯ばさみに、番号を書いたふだをつけました。「マイぞうきん」を作りました。じぶんのぞうきんが決まれば、大事にしきちんととめるようです。
今の、3年生では、班ごとにかけています。
③ばけつに、テープを貼り、表示
どこのそうじで使うバケツなのかを表示しています。次の年には、場所が変わるので、太いピニルテープをはり、それに書いています。
④掃除箱
教室があれると、ほうきなどの先がいたみやすくなります。掃除道具箱のほうきをそろえていることがくせになるようにしています。
・・・「教師は、メガホンの役目」
掃除だけではないです。クラスで起こった「よいこと」を、教師が指摘したり、ほめたり、
終わりの会で伝えたりしながら、小さな出来事を、クラス全体に波が広がるように、
メガホンの役目をします。
掃除道具箱を整理してくれていたら、「ありがとう。スミまできれいにしてくれるねえ」
と、声をかければ、その行為が何度も出てきます。教師が、そうなってほしい行動を
見つけることができ、そのことがうれしいとしっかり表現することが大事です。
2.掲示
その前に、カーテンが、たれさがっていたりしないですよね。
掲示物は、押しピンできちんととめられていますよね。
わら半紙の1枚のプリントなら、直接ピンで貼ると、やぶれてくることがあります。100円ショップで透明シートがあり、それに入れて掲示すると、見た目もすっきりします。
ア)前の掲示
子どもが集中できるように、すっきりした感じがよいと、指導してもらった経験があります。
イ)後ろの掲示
基本は、二週間以上同じ掲示を貼っていません。
後ろの黒板は、私は、「今週の詩」を書き、毎週月曜日に書いています。
後ろの上には、「習字」と、「係活動」。これは、常時貼っています。
3.黒板
黒板の右隅や左隅に、忘れ物をした子の名前など、書いていないでしょうね。教師が忘れるからというのでしたら、手元にメモすべきです。見せしめと言うのでしたら、人権感覚が・・・と、思います。
黒板に、その時間と関係ないものが貼られていたり、書かれていたりするのは、どうかと思います。当たり前のことですが、子どもの集中の妨げです。
黒板は、全面消して、何もない状態に常にしておきます(当たり前ですが、これだけです。)。
あとは、付け足しです。
ア)私は、以前からカーテンをつけています。給食の時には、黒板カーテンをとじます。カーテンレールは車にでもつけられるような、少しは曲げられるというものがあります。
イ)字が下手なので、10センチのマス目を黒板に緑のマジックで書いています。その書き方は、黒板の中心に、50円玉を糸でつるします。上はセロテープでとめ糸を垂らすのです。1年経つと、緑のマジックは、見えなくなります。次の方には、失礼にならないと勝手に思ってしています。そのマス目がありますと、大変便利です。筆算などを前に書くのも、安定した線がサッと引けます。
4.机
①教師の机
すっきり。
私は、カゴが1つ。子どもがプリントを出したり、ノートをだしたり。そのかごで、持ち運びもできます。
これも、ノートがひらいてちょうどはいるカゴが、100円ショップでありました。
②子どもの机
落ち着かなくなったら、机が乱れます。はなしたり、くっついたり勝手にすることがあります。
私は、4月当初から、床にマジックで印しを書いています。
前との距離は、1㍍10センチから20センチに、印を書いています。
左右前後、机の脚をそこにあわすと、教室すべての机がそろいます。
蛇足ですが、東京の○大学附属小学校の高学年でも、縦横がそろうように、
同じように、机の位置を意識させていました。
⇒もちろん、学習によって、机の配置は換わります。
ア.「テスト体型パートゼロ」
イ.「パート、ワン」・・・2人ずつ前向き
ウ.「パート、ツー」・・・班学習
エ.「パート、スリー」・・・話し合い体型
オ.「パート、レストラン」・・・給食
5.靴箱
クツは、かかとをそろえてならべます。
担任は、子どもの靴箱に一緒にクツを置きます。
・子どもの様子がわかります。
・指導につながります。
6.その他
・使わないものは、子どもの目に触れるところに置いておかない
ものがあると、教室が雑然とします。
「押し入れ空間」でなく、「生活空間」にする必要があると思います。
・はいてもはいても、ゴミが出ます。
「3つひらいましょう」
「1分でできるだけひらいましょう」
「自分の足下にゴミがないかたしかめてください」
教師も、授業中に教室を歩いたときに、みつけたら、すぐひらうクセをつけます。
⇒『問題解決』
解決できる問題は、その場で解決します。ゴミがあれば、ひろう。これで、問題がなくなります。
落とし物の大半は、えんぴつです。名前がありません。
今年は、3年生ですから、子どもが作業をしているときに、一人ずつ「筆箱点検」をします。
名前がないのがあると、カッターで削り、名前を書き入れます。これも、「問題解決」です。
解決できる簡単な問題は、すぐに解決します。
・これも蛇足ですが・・・
「赤鉛筆」「30センチざし」「はさみ」「三角定規」などは、それぞれ10以上引き出しに用意しています。
なければ、借りに来させます。
「リコーダー」「赤帽」も、わが子のいらなくなったのを教室に置いています。
「忘れたから、学習できない」という問題解決は、教師が用意しておくといいと思っています。
(借りるときは、連絡帳に、○○次は忘れないようにする。と、自分で書くことにしていますが・・・)
「問題解決」できるものは、したらいいのです。忘れ物を子どもに「怒っても」問題解決になりませんし、「その気にさせる」指導にもなりません。やる気をそぐことは、極力しません。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
困っているときは、具体的な指摘でないと、入らないですよね。
そのようなつもりで、当たり前のことを、ひとつひとつ書きました。
「物的環境」だけを書きました。「人的環境」のほうが、子どもが落ち着くためには、大事だと思います。
そのことは、また・・・。
■子ども達が落ち着かないと、教室環境まで乱れてきます。
教室環境がきちんとしなければ、子どもも落ち着かないと思います。
1.そうじ
①帰り際に、日直と、教師で教室をはき、ゴミをなくします。
このことは、私が1年生を担任したときからそうしています。1年を担任したときに、となりの先生が、されていたことです。1年生が、朝の15分間でそうじをしても、教室はきれいになりません。帰りに教室がきれいになっているので、ぞうきんを教師が絞り、全員でふく練習をしたり、しぼって片づける練習をしたり、心の余裕をもって「そうじのやりかたの指導」ができるのだと、そのときわかりました。
②洗濯ばさみでぞうきんをとめる。
すべてのぞうきんには、洗濯ばさみで止めます。とめたときにぞうきんのはしがそろうように、まんなかで止めるようにします。「ぞうきんの足の長さがそろう」と、子どもに伝えています。それでも、ぞうきんが乱れるときは、洗濯ばさみに、番号を書いたふだをつけました。「マイぞうきん」を作りました。じぶんのぞうきんが決まれば、大事にしきちんととめるようです。
今の、3年生では、班ごとにかけています。
③ばけつに、テープを貼り、表示
どこのそうじで使うバケツなのかを表示しています。次の年には、場所が変わるので、太いピニルテープをはり、それに書いています。
④掃除箱
教室があれると、ほうきなどの先がいたみやすくなります。掃除道具箱のほうきをそろえていることがくせになるようにしています。
・・・「教師は、メガホンの役目」
掃除だけではないです。クラスで起こった「よいこと」を、教師が指摘したり、ほめたり、
終わりの会で伝えたりしながら、小さな出来事を、クラス全体に波が広がるように、
メガホンの役目をします。
掃除道具箱を整理してくれていたら、「ありがとう。スミまできれいにしてくれるねえ」
と、声をかければ、その行為が何度も出てきます。教師が、そうなってほしい行動を
見つけることができ、そのことがうれしいとしっかり表現することが大事です。
2.掲示
その前に、カーテンが、たれさがっていたりしないですよね。
掲示物は、押しピンできちんととめられていますよね。
わら半紙の1枚のプリントなら、直接ピンで貼ると、やぶれてくることがあります。100円ショップで透明シートがあり、それに入れて掲示すると、見た目もすっきりします。
ア)前の掲示
子どもが集中できるように、すっきりした感じがよいと、指導してもらった経験があります。
イ)後ろの掲示
基本は、二週間以上同じ掲示を貼っていません。
後ろの黒板は、私は、「今週の詩」を書き、毎週月曜日に書いています。
後ろの上には、「習字」と、「係活動」。これは、常時貼っています。
3.黒板
黒板の右隅や左隅に、忘れ物をした子の名前など、書いていないでしょうね。教師が忘れるからというのでしたら、手元にメモすべきです。見せしめと言うのでしたら、人権感覚が・・・と、思います。
黒板に、その時間と関係ないものが貼られていたり、書かれていたりするのは、どうかと思います。当たり前のことですが、子どもの集中の妨げです。
黒板は、全面消して、何もない状態に常にしておきます(当たり前ですが、これだけです。)。
あとは、付け足しです。
ア)私は、以前からカーテンをつけています。給食の時には、黒板カーテンをとじます。カーテンレールは車にでもつけられるような、少しは曲げられるというものがあります。
イ)字が下手なので、10センチのマス目を黒板に緑のマジックで書いています。その書き方は、黒板の中心に、50円玉を糸でつるします。上はセロテープでとめ糸を垂らすのです。1年経つと、緑のマジックは、見えなくなります。次の方には、失礼にならないと勝手に思ってしています。そのマス目がありますと、大変便利です。筆算などを前に書くのも、安定した線がサッと引けます。
4.机
①教師の机
すっきり。
私は、カゴが1つ。子どもがプリントを出したり、ノートをだしたり。そのかごで、持ち運びもできます。
これも、ノートがひらいてちょうどはいるカゴが、100円ショップでありました。
②子どもの机
落ち着かなくなったら、机が乱れます。はなしたり、くっついたり勝手にすることがあります。
私は、4月当初から、床にマジックで印しを書いています。
前との距離は、1㍍10センチから20センチに、印を書いています。
左右前後、机の脚をそこにあわすと、教室すべての机がそろいます。
蛇足ですが、東京の○大学附属小学校の高学年でも、縦横がそろうように、
同じように、机の位置を意識させていました。
⇒もちろん、学習によって、机の配置は換わります。
ア.「テスト体型パートゼロ」
イ.「パート、ワン」・・・2人ずつ前向き
ウ.「パート、ツー」・・・班学習
エ.「パート、スリー」・・・話し合い体型
オ.「パート、レストラン」・・・給食
5.靴箱
クツは、かかとをそろえてならべます。
担任は、子どもの靴箱に一緒にクツを置きます。
・子どもの様子がわかります。
・指導につながります。
6.その他
・使わないものは、子どもの目に触れるところに置いておかない
ものがあると、教室が雑然とします。
「押し入れ空間」でなく、「生活空間」にする必要があると思います。
・はいてもはいても、ゴミが出ます。
「3つひらいましょう」
「1分でできるだけひらいましょう」
「自分の足下にゴミがないかたしかめてください」
教師も、授業中に教室を歩いたときに、みつけたら、すぐひらうクセをつけます。
⇒『問題解決』
解決できる問題は、その場で解決します。ゴミがあれば、ひろう。これで、問題がなくなります。
落とし物の大半は、えんぴつです。名前がありません。
今年は、3年生ですから、子どもが作業をしているときに、一人ずつ「筆箱点検」をします。
名前がないのがあると、カッターで削り、名前を書き入れます。これも、「問題解決」です。
解決できる簡単な問題は、すぐに解決します。
・これも蛇足ですが・・・
「赤鉛筆」「30センチざし」「はさみ」「三角定規」などは、それぞれ10以上引き出しに用意しています。
なければ、借りに来させます。
「リコーダー」「赤帽」も、わが子のいらなくなったのを教室に置いています。
「忘れたから、学習できない」という問題解決は、教師が用意しておくといいと思っています。
(借りるときは、連絡帳に、○○次は忘れないようにする。と、自分で書くことにしていますが・・・)
「問題解決」できるものは、したらいいのです。忘れ物を子どもに「怒っても」問題解決になりませんし、「その気にさせる」指導にもなりません。やる気をそぐことは、極力しません。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
困っているときは、具体的な指摘でないと、入らないですよね。
そのようなつもりで、当たり前のことを、ひとつひとつ書きました。
「物的環境」だけを書きました。「人的環境」のほうが、子どもが落ち着くためには、大事だと思います。
そのことは、また・・・。
2006年11月22日
■筆箱の「えんぴつの本数」を数える子
■「えんぴつの本数」を数える子
学校からの帰り際に「えんぴつを数える子」がいました。
「1.2.3.4.5。あった。1.2、あった」と、言っているのです。どういうことかわからなかったので聞きました。
黒いえんぴつは、5本。赤鉛筆は、2本、筆箱に入っているのだそうです。だから、毎日、失っていないか、確かめているのだそうです。 だれに、「5本と2本」を教えてもらったのか、聞きました。すると、1年生になったときに、プリントをもらったのだというのです。
1年生で、教えてもらったことが、3年生でも生きているのです。すばらしいと思いました。そこに、2年生のその弟君が来ました。
筆箱にえんぴつが、何本は言っているのかをたずねました。すると、その弟君も、5本と2本と、即座に答えました。このように、筆箱に入っているえんぴつの数がはっきりしていると、えんぴつの落とし物も、ぜったいないはずですよね。
すばらしいことを教わりました。
ものを大事にする、おうちの教育が伝わってきました。
学校からの帰り際に「えんぴつを数える子」がいました。
「1.2.3.4.5。あった。1.2、あった」と、言っているのです。どういうことかわからなかったので聞きました。
黒いえんぴつは、5本。赤鉛筆は、2本、筆箱に入っているのだそうです。だから、毎日、失っていないか、確かめているのだそうです。 だれに、「5本と2本」を教えてもらったのか、聞きました。すると、1年生になったときに、プリントをもらったのだというのです。
1年生で、教えてもらったことが、3年生でも生きているのです。すばらしいと思いました。そこに、2年生のその弟君が来ました。
筆箱にえんぴつが、何本は言っているのかをたずねました。すると、その弟君も、5本と2本と、即座に答えました。このように、筆箱に入っているえんぴつの数がはっきりしていると、えんぴつの落とし物も、ぜったいないはずですよね。
すばらしいことを教わりました。
ものを大事にする、おうちの教育が伝わってきました。