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2006年10月18日

「心の学習」・・・ピンチ・チャンス

「世界一楽しいクラスむを目当てにしています。ことあるときに、みんなで、目当てを読みます。
運動会の目当てを決めるときも、まず、このクラスの目当てを読むとか、何か考えることがあるときは、いつでもです。
 しかし、問題は、起きます。
起きた問題を、どう教材とするかが大切だと思っています。今回も、「いやな言葉を言われた」ということがありました。そのことを通して、みんなで考えました。

【以下、学級通信から】
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■「心の勉強」

│ 「かなしかった」 │
│ 「くそ○○○」っていわれたからいやでした。でも、これから言いません│
│と、あやまってくれたのでうれしかったです。もう、言われたくありません。│

 どうして、悪口を言ったのかたずねると、「あそびで」という返事でした。
遊びでやってしまったという話を言ってしまった子から聞いて、その子に質問をしてから、

★「今思っていること、いってあげたいこと」を全員が発言しました。

│ ☆おたがいに、心をきずつけあわない方がいい │
│ ☆ことばづかいが悪いと思う。ちゃんといい言葉で言った方がいい。 │
│ ☆6年まで同じクラスの友だちだから、もっと仲良くしていかなければダメだと思います。 │
│ ☆もう少し、楽しい言葉をつかえばいいと思います。 │

 すばらしい意見です。3年生の子どもが、こんなにしっかり考えられる子がいることに、びっくりするとともに、うれしくなりました。
 そのあとで、

★「このことで、勉強したこと。思ったこと」
                  をカードに書きました。

・ 言葉づかいと、やって悪いことと、いいことがあると、わかりました。
・ 「悪口をいわないこと」が、勉強になりました。こんどすると、「世界一楽しいクラス」が、「世界一けんかのクラス」になってしまうから、ぼくはしません。
・ 人のことを傷つけそうな言葉をいったら、すぐあやまります。
・ こんなことをしていたら「世界一がんばりのないクラス」になってしまいます。
・ 私は、言葉を正しく使わないといけないと思いました。けんかとかしないで、「世界一楽しいクラス」にしたいです。
・「くそ○○」っていわれたからいやでした。でも、これから言いませんと、あやまってくれたのでうれしかったです。もう、言われたくありません。
・ 6年生まで同じクラスだから、こんなけんかをしたいようにしたいです。仲良くしてあげたら、人も仲良くしてくれます。なかよく、世界一楽しいクラスにがんばってやっていきたいです。力を合わせてなかよしクラスでいきたいと思いました。
 わたしも、これからは、みんなにえらそうにいいません。
・ わたしなら、はっきり「ゆうのはやめて」と、言います。それに、6年生までいっしょのクラスです。
・ これから6年までいっしょのクラスなんだから、もうけんかはしないでください。わたしもしません。
・ 人が傷つくことをいうと、自分も傷つくと、思います。クラスをもっと仲良くできたらいいです。
・ 世界一楽しいクラスにもっとしたいです。
・ 悪口いったほうが悪いです。うそをついたほうもあかんと思います。ぼくは、ぜったいうそはつかないでおこうと思います。
・  みんな仲良くして、世界一のクラスにしたいです。ぼくは、そういうことをしないておこうと思います。
・ 6年生まで、クラスが一緒なんだから、もっとなかよしでいてほしいです。もっと、楽しい言葉を言ってほしいです。私は、悪いまねをしないで、もっと「世界一のクラス」のお手本になりたいです。悪口をいってはいけないことを勉強できました。
・ 言葉をやさしくした方がいいと思います。言葉は、大切と思いました。私も、6年生までみんなと仲良くしたいです。
・ けんかしていたら、世界一楽しいクラスになりません。私は、人をきずつけないことを勉強しました。
・ 「うらないババア」とか、いったらだめと思います。
・ ぼくは、もっと正しい言葉を使えばいいと思いました。
・ 6年まで、ともだちなんだから、なかよくいかないといけないという勉強でした。
・ 人にいやなことをいって、言われた人が、関係ない人の観察カードにいやな言葉を書いてけんかになる、大変なことがおこりました。勉強したことは、人にいやなことを言わないことです。これからぼくもけんかをしないでおこうと思います。
・ 人にへんなことをいうと、たいへんなことになることを勉強しました。
・ ぼくは、悪いマネをしません。「世界一楽しいクラス」なんだから、そうしなければあかんと、思いました。みんなで「元気+やさしさ+笑顔+がんばり いっぱいのクラス」にしたいです。みんながやさしくなって、いっぱいともだちをつくった方がいいです。
・ 6年生まで同じクラスなのに「うらないババア」とか、人のカードに悪口を書いたらだめと思いました。
・ 「いったらだめ」と、いうことが勉強になりました。今度からは、悪口はぜったい言いません。
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何度も同じ事で、学習するのだと思います。
その1回1回を、ていねいに話し合うことで、学習できるのだと思っています。

自分中心な子どもの世界です。このような機会をとらえ、相手の立場から考える機会になるはずです。また、「このクラス集団では、こんなことは許されないのだ、こんなことはみんなで大事と考えているのだ」というような、クラスの価値基準をはっきりとしていくことができる機会でもあると思っています。
 その子一人を怒っても、このような言動を見逃したり、許したり、また現れるような、集団がそこにあれば、モグラたたきゲームです。「明日の幸せを求めて」という、意図的教育にはなりません。「その場のことしか考えていない」ただの子守おばさんでしかないと思います。
 ピンチチャンスという言葉がありますが、ピンチの時は、学習の機会ととらえる必要があります。  

Posted by プラス at 01:09Comments(3)・特別活動